大切な家具をリメイク

昨年、家庭文庫を施工させていただいたお客様から再びご依頼をいただきました。
文庫スペースの隣は書道教室のスペースになっています。お客様は書道の師範でいらっしゃいます。

この教室におじいさまが自ら作られた机とお稽古で生徒さんが使う長机(今は置いてあるだけで棚として使っている)で天井までの棚とお持ちの椅子の高さに合わせた教卓を作る。というご要望でした。

おじいさまの代から大切につかわれいてるこちらの机たちをリメイクします。そしてお客様の思いも大切に。

完成写真です。天井まである大容量の引出付き収納棚と幅130cmほどある教卓にリメイク。
ホワイトボード下は半紙の下にひくフェルトをかけておくバーを付けました。家具に合わせて木の手すりバーで代用しました。


㊧教卓の墨の汚れが歴史を感じます。籐チェアの座面高さに合わせて天板を支える両端の棚の棚板は可動します。㊨下部の机はおじいさまが作られた学習机。その上に収納棚。こちらの棚板も収納する物の高さに合わせて可動できます。


机の天板の半分は物入になっていたり本当に良くできていて丁寧に作られています。おじいさまは家具職人ではありません。器用な方だったのですね!凄いです!


完成後お客様から大切にしている机が自分の使い勝手に合った形に変わってまた使い続けられる。と大変喜んでいただけました。
すべて材料が無垢材なので形を変えて加工することがとても簡単にできます。そして永く、永く使い続けられます。「木」ってやっぱり好きだなぁ。